Voice
しかし、高丘さんは、顔色も変えず、

むしろ、ニッコリと笑って言った。








「こんにちは、レイミさん。

この子が、ベルとユニットを組むことになった

『ナイト』の神崎美紀ちゃんです。」







すると、レイミさんは

「まぁ!」と声を上げて、私に近づいて来た。











「まぁ♪

なんて可愛い子なの?

あなたが、この間の遠夜君と、一緒に歌ってた子ね!





私の名前は、レイミよ!

この間の歌、本当に素敵だったわ♪




私ったら、思わず、あなたの声に、恋しちゃったのよ。


さっき、社長から、実は”女”だった!って聞いて、




…少しショックだったわ!」









私、オカマに、恋してもらってたの??











…うっ、なんだか、気持ち悪くなってきた。











私の、そんな気も知らずに、

レイミさんは、

私の顔とかを触りながら、話し続けた。








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