素顔は、知らないけれど。
*第1章*
息が白くなる。
ずいぶん寒くなった。


「あ・・・雪・・・。」

バイト中に初雪を見るのは、気持ちいいもんじゃないな。

そうこうしてる間に、次の客だ。



「あっ・・い、いらっしゃいませっ!!」

あわてて振り返ると、目の前に天使。

神様からの、プレゼント・・・。

「・・あの?注文、いいっすか?」

「わぁっ!はっ、はいっ!!ご注文をどうぞ!」

焦って声が裏返ってしまった。

ギクシャクと注文をとる私を見て、天使はにっこり微笑んだ。


眩しい・・・



キレイな笑顔・・・。



その天使は、チーズバーガーとミルク、それからチキンを注文した。

けっこうがっつり食べるんだなぁ・・なんて思う。
なんせ、ウチの店のチーズバーガーは特大。しかも注文したミルクはLサイズだったし。



ミルクLサイズで大きくなったであろう、長身とスラッとした長い脚。
女の私からみてもキレイな脚。




濃いまつげがカッコいい眼、筋の通った鼻、薄くて真っ赤な唇・・。








そっか・・・・。






これが、

























「一目惚れ」ってヤツか・・・・・。

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