ふたりだけの特別な絆

そっか…。


悠哉さんとの同居、あと少しで終わっちゃうんだよね…。


カレンダーを手にとって、来週の土曜日のところを見つめた。


悠哉さんへの想いで頭がいっぱいで、正直…忘れかけてた。




「はぁ…。」


無意識のうちに、私の口から零れたのは溜め息だった。


お父さんやお母さんと久々に会えるのは嬉しい…。


2ヶ月ぶりだもん。


だけど……


それ以上に、悠哉さんとの同居が終わることが寂しい…。


来週の土曜日には、ここからいなくなっちゃうんだもんね…悠哉さん。


「はぁ…。」


また零れた溜め息。


私は、気持ちがだんだん沈んでいくのを感じた。



< 427 / 467 >

この作品をシェア

pagetop