ふたりだけの特別な絆
そっか…。
悠哉さんとの同居、あと少しで終わっちゃうんだよね…。
カレンダーを手にとって、来週の土曜日のところを見つめた。
悠哉さんへの想いで頭がいっぱいで、正直…忘れかけてた。
「はぁ…。」
無意識のうちに、私の口から零れたのは溜め息だった。
お父さんやお母さんと久々に会えるのは嬉しい…。
2ヶ月ぶりだもん。
だけど……
それ以上に、悠哉さんとの同居が終わることが寂しい…。
来週の土曜日には、ここからいなくなっちゃうんだもんね…悠哉さん。
「はぁ…。」
また零れた溜め息。
私は、気持ちがだんだん沈んでいくのを感じた。