ふたりだけの特別な絆
『でも、二人暮らしなんだから、如月さんと打ちとけた方が楽しく過ごせるわよ?』
「た、楽しくは無いと思うけどなぁ…」
打ちとけて、和気あいあいとした感じで過ごせるような人じゃないよ、あの人は…。
私は、苦笑いを浮かべてしまった。
『とにかく、二人で仲良く生活してね!あっ、陽菜も学校行く時間になるし、そろそろ電話…切るわね?』
「あ、うん…。またね…!」
もう少し話したいけど、お母さんたちも忙しいもんね……。
名残惜しく感じながら受話器を静かに置いた時だった。
「誰が“凶悪な泥棒”だって?」