ふたりだけの特別な絆
私は目を見開いて驚いてしまった。
なぜなら、普段…私が家を出るような時間になっていたからだ。
「ひゃああ!!ち、遅刻しちゃう!」
思いっきり力を込めて、男の人から手を振りほどくと、慌てて部屋へと戻った。
おかしいなぁ…。
目覚まし時計が鳴らないから、まだ朝早いんだと思ってたのに…。
不思議に思いながら、目覚まし時計を手にとると、アラームが鳴る状態にセットされていなかった。
…………。
あ〜!
よりによって、こんな時にミスするなんて最悪…。
目覚まし時計を元の場所に戻した私は、急いで制服に着替える。
準備を整えると、バタバタと階段を降りて再び1階にやって来た。