ひみつのはら

 ゆうちゃんに聞いたら、

「え?だって……ちがうのかなぁ。ゆかちゃんの"すきなひと"って、ナオちゃんなのかなって思ったんだけど」

 あ、それででーとか聞いたんだ。……えええっ!?

「ほ、ほんとに!?どうしてわかったの!?」

「えーと、そうかなーって思ったの。でもホントかは分かんない」

 ゆうちゃんは困ったみたいに首をかしげた。

 でも、もしホントだったら。あたし、ちょっとひどいこと言っちゃったかな。

 あたしの言葉に、すっごくビックリしたゆかちゃん。

 ゆうちゃんの聞いたことに、違うって言いきったゆかちゃん。

 ナオちゃんの返事に、ちょっと悲しそうだったゆかちゃん。

 ―――もしかして、ほっぺが赤かったのは暑いからじゃなくって……?

「ねぇ、ゆうちゃん」

 まえにおねえちゃんたちをラブラブ?にしたとき、あたしはこういうのデキる子なんだって思ったのに。

 そんなの、ウソだ。

 何も気付けない、良いでしょってジマンするだけのわるい子だ。

 でも、ただのわるい子だけじゃイヤだから。

「あたし、ゆかちゃんとナオちゃんをラブラブにしたい!」

 これなら、できるはずだから。
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