リフレイン
「だって…SPって、あのSPよね…?かなりなるのは難しいって聞いてたけど……水樹の場合、お誘いでしょ?」
「うん…警察庁長が“ぜひあたしに'って言ってくれてるみたいなんだ。」
「凄いじゃない!!SPなんて、中々なれないわよ!!」
美姫は目を輝かせた。
確かに…
SPは凄い。
警察の中でも優秀な人達が集まるんだから。
「あたしもSPには興味はあったけど…まだ実際になるには早いような気がするんだ。それに…」
「それに?」
「あたしはまだ…特殊部隊のみんなと一緒いたいし…」
そう。
SPになるということは、今いる特殊部隊を抜けるということになる。
つまり部署が変わるわけだから、もうみんなにはしょっちゅう会うこともなくなる。
「水樹…」
「だって初めて配属した部署だよ!?みんなとも前から一緒で…SPになって、みんなともあんまり会えなくなっちゃうなんて…寂しいよ…」
あたしは俯いた。
SPという仕事もしてみたい。
けど…
みんなと離れるのも寂しい。
あたし…どうすればいいんだろう。
特殊部隊は、戸田さんに出会えた仕事でもあるから…