子うさぎのお世話
「………英ちゃん…?」




キョトンとわかっていない雪兎が可愛らしい。

無垢で美しい少女……。



初めて見た時から心を奪われた。




いつも隣にいる小さな従兄弟が邪魔でしようがない。




大きくなってもやっぱり側にいたけれど……。



だけど……思いのほか上手くいった。



意外とあの子は純粋だ。



本当にこの少女を好き過ぎる……。



五十嵐棗はよく見ていたものだ…と、英彰は半ば感心していた。



雪兎のためになら時春は消える………。



それに付け入るのは僕だ。



さぁ………



子うさぎは腕の中だ……………。







< 162 / 197 >

この作品をシェア

pagetop