子うさぎのお世話

子うさぎの悩み





ある日の放課後。



せっかく素敵な女友達が出来たので



本格的な夏を前にして、雪兎は棗に目下の悩み事を相談してみた。



「んもぅっ!うさってばマジ可愛んだから!」



棗は雪兎の頭をぐりぐり撫でながら、その悩みににっこり笑って答えてくれた。



「そんなのあのイケメン幼なじみにお願いすればいいのよ~!」



「…ハルに?」



まさか自分の悩みに、時春が関わるとは思っていなかった雪兎はびっくりだ。



「そっ♪…だからねー…!……」



棗が笑顔で詳しく説明してくれた。



その結果雪兎は…



「………!!?」



――――衝撃を受けた。



「ほっ、ほんとに!?」



「もちろんよ~♪一番手っ取り早い方法だってばっ。…それにハルのは効きそうだしさぁ…」



うまそうじゃない?と、棗に言われ…



「………!!!」



――――更に衝撃……っ!!



雪兎は棗の《とある部分》を見つめながら




棗の実戦と経験に基づいているなら間違いなさそうだ…と、ごくりと唾を飲み込んだ。







< 54 / 197 >

この作品をシェア

pagetop