子うさぎのお世話




どうしよう……



――――ハルが…怖い。



「……ッ…!?」



時春の手が、雪兎のシャツのボタンにかかり…雪兎は思わずビクリと震えた。



「…ど…して…、服…脱がす…の…?…」



戸惑いを隠せない震える声で時春に聞いた。



「うさが…お願いしたんだろ…?服は邪魔…。」



時春はボタンにかける手を休ませることなく言った。



――――そして



「……ひぁ…ッ!?」



不意に首筋を時春の長い指で撫でられ、自分とは思えない声が出る。



雪兎は思わず手で口を押さえた。



「ダメだよ…。うさの可愛い声…我慢したらダメ…」



「…………!」



時春がやんわりと雪兎の手をほどき…



頭の上に大きな手でまとめられ…シーツに縫いとめられる。



雪兎のシャツははだけられ…目も眩むほどに真っ白な肌が露になっていた。



時春は目を細め…唇を笑みの形にすると…まるで恍惚とした表情で雪兎を見つめていた。



それは、熱を含んだような時春の視線が突き刺さるかのようだった………。







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