FLOWER PRINCESS

「ミラ殿、これがイストレラの緑の涙…。」

箱を開けて目の前に差し出される。

「キレイ…。」

暗い倉庫の部屋でも十分に明かりの代わりとして光った。

透き通ったようなエメラルドグリーン。

大きさは米粒3個分くらい。

名前の通り、涙の形をしていた。

「ミラ、はめてみなさい。」

父の言葉にミラは髪飾りをポシェットから出し、

王様から緑の涙をもらう。

「ここかしら?」

''E''と刻まれた穴がある。

ミラはそこに涙をはめ込んだ。

< 212 / 243 >

この作品をシェア

pagetop