FLOWER PRINCESS

「ポートまでです。でも、そのあとも他国に涙を取りに行きます。」

「そうですか。では帰りの扉を出すための粉が必要ですね。

ジェス様、ビンはお持ちで?」

「あぁ。持ってきてるよ。」

王様はビンを森の精に渡した。

「ミラ様、このビンの中には扉を出すための粉が入っています。

使うときには蓋をあけて一つまみ取り出し、空に向けて投げてください。」

「わかりました。ありがとう。」

ミラはビンを受け取ってポシェットに入れた。

「さぁ、では扉を使いましょうか。

ミラ様、あなたが今一番行きたいところを心に浮かべてください。

他の3人はミラ様に捕まって。」

今、私が一番行きたいところ…。

「世界に平和が訪れますように。」

森の精はそう言って扉を開けた。

ミラを先頭に歩き出す。

扉に入るとすぐに周りの景色が変わった。

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