FLOWER PRINCESS


それを被り、

「ルナ、おやすみなさい。

ありがとう。」

と残して目を瞑った。

ルナは、ミラの寂しそうな雰囲気を悲しそうに見て、

ルナもベッドに横になって目を閉じた。

ルナが寝たのを確認して

少し起き上がるミラ。

その目には涙が浮かんでいる。

ルナ、ごめんなさい。

いつも私のわがままをきいてくれて…。

早く、家に帰りたい。

どうして、こうなったのかしら…。

どうして、ジゼルは私を選んだの?

どうして…???

どんどん溢れていく涙。

しかし、いつの間にか泣きつかれたのか、

ミラもとうとう寝てしまった。
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