天国で歩いていますか?
佑弥はとても綺麗な顔をしていた。


眠っているようだった。


あの苦しそうな顔はしていなかったから
子どもながらに安心していた。


目を覚ましそうな、顔をしていたけど
目を覚ますことは
もうない。

名前を呼んでもらうことも出来ないんだ。







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