ただ逢いたくて…
長い長い坂道をのぼる途中…。
君に出会ったんだ…。
満開に咲いた桜の木。
少しだけ花吹雪がふいていた。
その中に君はいたんだ。
茶色くてふわふわしたねこっ毛の髪。
ぱっちりとした瞳。
小柄な少女が立っていた。
桜の木の先に広がる青空を見上げる君があまりにも美しくて…。
時が止まったのを感じた…。
胸が苦しくなった。
恋だったのかもしれない。
でも、なぜたが認めたくなくて
一目惚れなんてしょうに合わない俺は
その気持ちを否定した。
でも俺はこの気持ちをおさえる術を見つけることが出来なかったんだ…。