幻想ロマンティック

「転校生の神田美姫です、よろしくお願いします」


新しいクラスに自己紹介をすると、温かい拍手で迎えられ私はほっとした。


「‥えーっと、神田さんの席は一番後ろの席でいいかな?」


「はい」


私は窓際の一番後ろの席に座ると、隣の女の子が嬉しそうに話し掛けてきた。


「私は二階堂瑠璃(にかいどうるり)、よろしくね!」


「こちらこそ、よろしく」


二階堂さんは人懐っこい人で、私に学校の事からクラスの事まで詳しく教えてくれた。


学園内の絶対的存在の風紀委員会と生徒会。


どうやら風紀委員長が海君らしく、生徒会の初期が陸君らしい。


二人そろってトップに立つ生徒会と委員会に入ってるため、女子から絶大な人気があるようす。


陸君は身長は普通にあるけど、あの可愛らしい顔と人懐っこい性格で主に先輩から人気があり‥海君は綺麗な男らしさがあり和風な顔立ちなため、主に年下から人気みたい。


私はへぇ‥と呟くと、机の横にある鞄からペンケースを出した。



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