超能力学園
「要〜好き…。」

「うん。俺も奈留好き。」





は?




こんなすぐに解決することだったのか?






「なぁ、桃華。」

「な、なに?」

「俺達って…要らなかった…」

「言ったら負けだよ、蓮…!!」






やっぱり?




迷惑な奴らだ。





でもまぁ…平和ならいいのか。






「ってことで、あたし要の部屋に戻るね!迷惑かけてごめんね〜。」

「つーか、布団別々なの?」

「お世話になりました!」

「進展しねぇぞ?」

「………バラバラに話すんじゃねぇ…。」






最後までうるせぇ。




まぁ、いいや。






「じゃ、仲良くね!」

「おい、要。」

「ん?」

「あんま激しくすんなよ?奈留が壊れる。」

「なっ……!」





耳元で言ってやった。




予想通り、顔真っ赤な要。





「じゃあな。」

「おう…。」





ちょっとしたかわいいイタズラだ。




要は奈留に不思議がられながら帰っていった。





「要に何て言ったの?」

「ん?アドバイスしただけ。」

「へぇ?」





桃華に言ったら怒られそうだから言わない。






まぁ、解決したってことで。






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