超能力学園
♂蓮



夏休みが終わって、俺が無事部屋に戻ってから一週間。




要と奈留は結局大人の階段は登らなかったらしい。





「いや、でも同じベッドで寝たし。お前ら別々だろ?」

「まぁ。」

「俺の勝ち!」





何の勝負だ…。




そんなセリフ、奈留に聞かれたらお前らまたケンカだろ。




言わないでおくけど。





しかも朝からなんの話だっつの。





「あ、奈留ー!」

「要ー!おはよ!」





奈留を見つけた要は走り出した。




朝からラブラブってか。




俺は奈留の隣の桃華に近寄った。





「おはよ。」

「あ、蓮…。おはよ。」




ん?




なんかいつもと違う。




顔色悪いような…。





「桃華?大丈夫か?」

「あは、何が?大丈夫だよ。」

「そうか?」





気のせい?





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