《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
 日は沈み、ルミナミエのイヤリングは光らなくなった。

 それでも、希望の光は消えていない。
むしろ輝きを増している。

 ルミナミエは、ごっくんと唾を飲んで、

「シオン、ごめんなさい。みんなにごめんなさい。

 私、戻る。ミュウ姫様にできなかった分をするために。」

 っと言って、ルミナミエは部屋の外に出た。

 外は暗いけど、でも、ルミナミエの後ろ姿は光っている。

 希望の光が輝きを増したからなのか。

 エクシリオンは、その姿に見とれてた。


「シオン、シオンも行かないの?」

「あぁ、もちろん。」

 二人は仲良く部屋の外を出て、また新たな戦いの場へと向かっていった。




 
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