*クリスマスのキセキ*
瑛斗の気持ち★
「羽未! こんなとこにいたのかっ!!」



 聞き覚えのある、鋭い声が背中に突き刺さる。


恐々振り返ると、何と!!



瑛斗だった。



瑛斗はあたしを睨んだ。


聖也の顔も、一瞬にして曇った。





 瑛斗が、大股で聖也のもとへ向かっていく。



瑛斗は眉の間にシワを寄せ、形が変わるほどきつく、唇を結んでいる。



瑛斗の背中だけでも、怒り狂っているのがわかる。
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