*クリスマスのキセキ*
「ごめん、一気に話しすぎた。



何日か前に実は、交通事故に遭った。



車に跳ね飛ばされて……


体が投げ出されて、宙を浮いてたの覚えてる。



時間が止まったみたいに、スローモーションでさ。



地面に体が打ち付けられて、全身に激痛が走って、地面が血の海になってた……」



 切なそうに話す聖也……



「死んでたんだ……」



 あたしは、ゆっくりと言った。



心で思うのと、実際に言葉に発するのは違う。



現実なんだ……と思う。



風に乗って、この言葉も飛んでいったらいい。
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