闇に潜む影
闇を追いかけるように、
私は歩き続ける。
誰も私を止めない。
それで良い。
それで良い。
なぜなら、歩く私も、止めるのも、それは人だから。
闇に潜む影に、気がつくことなく。
このまま先を進んでいって、
何があるのだろう。
かすかな希望と、当然のごとく横たわる闇と言う現実に、
私は自分の存在を確認する。
私は歩き続ける。
この体が、動かなくなるまで。
自分の意思で動かなくなる時も含めて。