DOLL
「ヘタレな僕だけど、何かできることがあるのかな?」
「!?」
ユラはバッと顔を上げた。
慌てて反論する。
「ダメよ!あなたのつかえていた軍じゃない!裏切る気なの!?」
「元々は国民だ。それに、僕はアンマズラ軍のために裏切るんじゃない」
「え?」
表情を崩すユラにヤナは笑いかけた。
「ユラのために裏切る」
「ヤナ……」
言葉を失いかけたユラは心にもないことを言ってヤナを止めた。
「ダメだよ…っ、そんなのダメ………」
「……大丈夫だよ」
すると突然部屋の扉が開いた。
入ってきたのはヒノト。
後ろには3人が控えている。
「時間だ。それと、勝手に拘束を解くな」
ヒノトを見て目線を逸らすユラの隣に下りたヤナはユラの手を取ってヒノトと向かい合った。
「……逃げなかったのは感心だな」
「……」
ただ強がって睨んでいるヤナにヒノトは鼻で笑う。
「!?」
ユラはバッと顔を上げた。
慌てて反論する。
「ダメよ!あなたのつかえていた軍じゃない!裏切る気なの!?」
「元々は国民だ。それに、僕はアンマズラ軍のために裏切るんじゃない」
「え?」
表情を崩すユラにヤナは笑いかけた。
「ユラのために裏切る」
「ヤナ……」
言葉を失いかけたユラは心にもないことを言ってヤナを止めた。
「ダメだよ…っ、そんなのダメ………」
「……大丈夫だよ」
すると突然部屋の扉が開いた。
入ってきたのはヒノト。
後ろには3人が控えている。
「時間だ。それと、勝手に拘束を解くな」
ヒノトを見て目線を逸らすユラの隣に下りたヤナはユラの手を取ってヒノトと向かい合った。
「……逃げなかったのは感心だな」
「……」
ただ強がって睨んでいるヤナにヒノトは鼻で笑う。