だいすき!



「てめぇ殺す」



そう言って男に掴み掛かる風雅は、この世のものとは思えないくらい恐ろしかった



「風雅やめて!もういいから!ね、帰ろ?」


「うっせぇ!」


「風雅の馬鹿!あたしは大丈夫だから!」



あたしが馬鹿と言ったら、案の定「あ?」と言ってこちらを見た


だからそのすきに


あたしは風雅に自分から唇を奪った



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