時間は流れているんだね

泣いていいよ

家に着いたのは夜中の12時だった。


私とお姉ちゃんはお母さんに聞こえないようにそっと階段を上り自分の部屋に戻った。


自分の部屋に着いてうつ伏せにベッドに倒れこんだ。

今日はいろいろありすぎた…。


私はポケットに固い物が入っているのに気づいた。


「なんだろ…?」


取り出すとそれは準の部屋にあった空色の香水。


「どうしよう…!!持って来ちゃった!!」


私はあわてて部屋のドアノブに手をかけた。


「そういえば…。」


私はもしかしてと思いさっきまで握っていたあのメモを広げた。


そこにはケータイのアドレスと電話番号が書かれていた。


私は夜中だし電話は辞めておこうと思いメールを打った。

------------

こんばんは夢です。

突然メールごめんなさい。あの、さっき部屋におじゃました時に間違えて準の香水を持って来てしまいました。ごめんなさい。

いつ届ければいいですか? 
------------


「よし!!送信っと…。」



私はまたベッドに倒れこみ準の香水を眺めた。


空色の香水…。


透き通っていて…


とても優しい色…。


「準にぴったり…。」


私がそう呟いた時ケータイが鳴った。
< 23 / 114 >

この作品をシェア

pagetop