いつかどこかで…
バツイチの方が取っつき易いでしょ。なんて。


店を出て

『もう一件行く?カラオケがいい?』


私に決めさせようとするのは祐治からは考えられない。祐治はいつも…黙って私の手を握って引っ張って行く。


つい…祐治の事考えて目が涙で曇っちゃった。


三浦謙吾が驚いて…私と手を繋いで…


『どうしたの?』

ただ首を振った。


彼は繋いだ手の平に力を入れて歩いて行く。


ドキドキした…。
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