雨上がりの空
天使??
次の日。
今日は梅雨とは思えないほどの晴天だ。
私はスキップを屋上に向かう階段を上っている。
「ふーん♪ふふーん♪先輩と会える~ぅぅぅwww」
私は最後の1段がなかった気がして「ん?」と思った。

ズダダダダダダダダダン!!!!!!!!

落ちた・・・

「痛ったぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」
腰や腕が痛い。一番痛いのは背中なんだけど・・・
意識を失わなくて良かった。
漫画だと大抵意識を失い好きな人が助ける―みたいな雰囲気になる。

私は制服に付いた埃やゴミを払って立ち上がろうとした・・・

ズキッ!!!!!!!!!!!!

「痛ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいいいい!!!!!!!」

多分落ちた時に足をひねったのだろう・・・
あまりの痛さに大声で叫ばずにいられなかった。

でもこれでは立てない・・・やばい。どうしよう。

さっきのくらい大声を出してしまえば人が来ると思っていたが・・・
なんと誰もこない・・・!!!!!!??????

そうだ・・・ここの階の1年生は昨日からちょっとした旅行に
行っているのだった。

私はいま最大のピンチを迎えている。

このまま誰も来ないで・・・ここに居たら・・・
隼先輩をずっと待たせちゃう!!!!????

いや・・・それも困る。てかそれが困る。

私が少し泣きそうになっていたら・・・

「おい!!!!!!!!!!なにしてんだよ!!!!!」


後ろから隼先輩の声がした。

振り向くと・・・・




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