不良少女の恋
問題発生!?
―次の日の朝

私はいつもと変わらず遅刻ギリギリで学校に来た。


「実紅ー!今日もギリギリだねー」


こんな風にいってきてくれるのは梓しかいない。

「朝とかさ。のんびりしたいじゃん!?」


「実紅はのんびりしすぎなんだよー」


2人の間に笑い声が出る。

こんな毎日が私にはとても大切な時間だった。


「今日も集会するつもり?」

「うん。」


「相変わらずだねー。休めばいいのに」


「そんなことトップができるわけないでしょー」

それもそっか。と笑って梓は自分の席に戻った。
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