隣の男はよく見える
「本人は違うって言ってなかったっけ?」
ほ~らね。
あの時、静が変な嘘ついたから・・・。
人間ってゆ~のは、自分の目で見たことや聞いたことが基本だもんね。
真実は違うのに・・・
信じないならそれでもいいや。
「別に旭がどう思ってよ~と私に関係無いし。」
そう言って応接室を出ようとしたら・・・
「若い静くん囲ってるくせに、隣の歯医者や予備校生、おまけに隣の化粧品会社のやつまで少しおかしくないか?」
はあ?
トレーを持つ手が振るえる。
殴りたい!
『若いの囲ってる』って・・・
言わせておけば一方的に言いたい放題。
「勝手に決め付けないでよ。」
「事実だろ?
同棲してる相手が居るのにあっちこっちにどうゆう女だよ。」