隣の男はよく見える
そのままでいたら・・・
また・・・
ブー
って・・・
「あっ!すみません!」
気が付いた。
その音はエレベーターが定員オーバーの時になる・・・音。
慌てて飛び降りた。
すっごい恥ずかしい・・・
恥ずかしいのに・・・
しっかりその声、クスクス笑う声は聞き逃さなかった。
誰?
こんな時に笑う?
どいつだよ!
恥ずかしいから振り向かなきゃいいのに・・・
私は、飛び降りてエレベーターの方を振り返った。