姫は王子の隣で
バタバタバタバタ

チャイムの音と同時に女子の皆さんが一斉に帰ってきた。

「ちょっと瑠苑!!」

「どしたの?」

「超イケメン!!
售弥くんめっちゃカッコいい!!」

「昨日会ったよ」

「え、どこで!?」

「うんとね…」


「ハイ、席つけー」

先生が来てしまった。

「ヤバ、瑠苑、あとで聞くから!!」

「無理じゃないの?」

あたしの声は届いてなかったらしい
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