紅龍~キミと出逢えた奇跡~


「話に入りたかったら勉強すればぁ?」




あたしは嫌味ったらしく、笑顔で言った。


案の定、キョウは顔を赤くして



「俺だって英語出来るしっ。」

「へぇー。じゃあ言ってみなよ。」


「アイアムアペン!!」


「…私はペンですってなんじゃそりゃ…」


「アイムスリーピーッ!!」


「…おいおいいきなり何だ?」



やっぱり、キョウはバカだった。


人の話は聞かないし、ちょっと挑発してみればすぐ乗っかるし。……単純。







この日は、バカな陽とキョウに1日中勉強を教えることになった。



はぁ……疲れる…


こんなんで、テストいけんのかな?











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