意地悪てぃーちゃー
「北沢ぁ。

大丈夫やから…
井澤先生には俺も居る。

心配すんな。
また夜連絡したるから。

せっかく合格してんから、ちゃんと笑顔で帰りなさい。

わかった?」


荒木ちゃんの優しさを、身に染みて感じた。


「わかった。
荒木ちゃん………お願いします。」


「任せとけ。

俺は何があっても、二人の味方やから。

気をつけて帰れよ~。」


荒木ちゃんのコトバが、素直に嬉しかった。

ちょっとココロが、軽くなった気がした。


「荒木ちゃん…。

ありがとう!!」


「おう。

あっ…俺に惚れんなよ?」



うん………
でも、ますます井澤に似てきてるよ


「井澤に似てきたなぁ…

荒木ちゃんには、絶対惚れへんわ~。笑

んじゃバイバイ。」


うちは笑顔で荒木ちゃんに手を振って、そのまま帰った。


家に帰ると母さんは、めっちゃ喜んでて何回もおめでとうって言うてくれた。


でもうちの内心は、井澤の事が気になってしゃーなかった。
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