意地悪てぃーちゃー
ーーーーー次の日。


いよいよ修学旅行や~。
行き先は沖縄。


もう気分は沖縄で、ルンルンでいつものように学校に向かった。


学校に着くと、もう学年の半分以上は来ていた。
うちは仲いい子を探して、一緒に喋りながら待ってた。



しばらくして、学年全員が揃ったんか、前で先生達が話し始めた。


毎回毎回同じこと言わんでも、わかってるっちゅうねん。
マジ時間の無駄…。


うちはそんなことを思いながら、俯いて寝る体勢に入っていた。


……………いって。


「こらっ…寝んな。ったく、緊張感持てよ~。」


「先生痛い。暴力反対~。寝てないし。」


「はぁ?寝てたやんけ。俺を誤魔化そうなんて、100万年早いわ。」


井澤は得意気に笑っていた。
井澤だけじゃなくて、うち等のやり取りに周りも笑っていた。


「う゛っうん。井澤先生。どうしましたか?」


前で話してたおっちゃんが、井澤を少し睨んでいた。


「…いえ。すみません。」


そんな井澤の姿がおもろくて、一人でクスクス笑ってたらまた頭をしおりで叩かれた。
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