意地悪てぃーちゃー
井澤に流されるがまま、しばらくそのままの体制やった。



「なぁ心…

お前は3年間、俺が担任でよかったか?」



井澤が珍しい…
うちは胸のドキドキを押さえ付けた。



「うん。

先生が担任でよかったし、生徒会も担当でよかったよ。

てかいきなりどうしたん?」



「んっ?

俺はこの3年、心の成長を一番近くで見てきた。

でもなたまに思うんや。

俺だけじゃなく、他の先生が担任なってたらもっと心の視野も広がってたかなって…


結局俺は、心を離せんかったけどな…。」



ちょこっと胸が苦しくなった。

井澤の言う通り、この3年間あんま深くは他の先生と関わって無い。



でも・・・・・・



「先生…?

うちは先生が担任で本間によかったで。

だいたい先生がそんなん言うん、ガラじゃ無いし…。


てかクラス替えって、選べるん?」



「心ちゃん本間うれしい事言うてくれるな~。


げっ…
まぁ卒業するしええか。

絶対誰にも言うなよ?
担任が1人か2人は選べる仕組みやねん。」


だからか…
納得したわ。
< 239 / 280 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop