意地悪てぃーちゃー
しばらくして、完全にうちの涙は止まった。


「おっ…泣き止んだな?

って、目パンパンやん。
…ったく、ちょっと待っとけ。」


井澤はそう言い残して、生徒会室を出て行った。


うちは生徒会室を見渡しながら、感傷にひたってた。

ここにはいっぱい思い出詰まってるもんなぁ…


「心ちゃーん…

いつまで、自分の世界入ってんねん。」


「はっ?

先生いつの間に戻って来たん?」


全然気付かんかった…

完璧空気消してたよね…



「さっきの間。

これで目冷やしとき。」


うちは井澤から、アイスノンを受け取った。

これ取りに行ってくれてたんかぁ…


「ありがとう。

先生って、たまに優しいよなぁ…
たまにやけど。」


「いえいえ…

って・・・はぁ?
俺はいつも優しいの。

あっ…心。
目冷やし終わったら、校長室行くから覚悟しとけよ~。」


校・長・室?!!!!!

うち何かしたっけ?


その前に井澤さん…
軽くないですかい……?
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