意地悪てぃーちゃー

代休の二人

起きた時にはもう朝やった。
うわ~
めっちゃ寝たな~。


あぁ…学校行くんか。
面倒くさっ。



そんな事を思いながら、学校の用意をしていた。


そして昼前に家を出て学校に向かった。


学校に着くと、井澤に指定された通りに生徒会室に直行した。

授業中やから静かな廊下…
めっちゃ新鮮や~。


生徒会室に行くと、鍵は開いててうちは中で井澤に連絡をした。

するとすぐに井澤がやってきた。



「よっ。休みやのに呼び出して悪かったな~。」


「本間それ~。もう慣れたけど。」


「昼飯奢ったるやん。まぁ心には大事な話やし…。」


大事な話しかぁ。
どうせ生徒会の事やろな~。


うちはそれぐらいしか考えてなかった。
わざわざ、今日に話す意味あるんかな~?
昼飯はうれしいけど…。


「荒木ちゃんから聞いてんけど、お前英語の授業真面目に受けてないらしいやん。成績も下がってるとか。どう言う事や?」


うげっ。
成績の話か…。
別にサボってるワケちゃうねんけどな~。


「サボってるワケちゃうねん。やる気が出んだけやねん。」


「アホかっ。それをサボってる言うねん。…ってか、見え透いたウソつくな。」


見破られたか…。
サボろうって思ってるんじゃない。
荒木ちゃんの授業が分からんわけでもない。

ただ高橋ちゃんが、今でもどっかに引っかかる。
なんか複雑な気持ちになる…。
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