僕らだって恋をする。
「どうしたの?大谷君。

京先生、はい!!日誌です!!」


「ありがとう。大谷君に髪のこと注意してるんだけど、真面目に話を聞かなくて…」


「あはは!!ダメじゃん大谷君!!

でも先生、大谷君の髪は地毛ですから、ちゃんと話を聞いて黒く染めても、そのうち金に戻っちゃいますよ?」


「そうなんだけどね〜…」

何で…何で彼女は俺の髪のことを知ってるんだ?

この髪が地毛ってことは、家族、修吾、章斗、それに今日伝えたばかりの京先生以外知るはずがないのに…。
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