僕らだって恋をする。
「あ、そうだ大谷君!!」


「えっ、あっ、はい!!」


「……今ぼーっとしてたでしょ?」


「し、してませんよ。」


「そう?まぁいいわ。えっとね、あなた忘れてるかもしれないけど…

今週の週番はあなたと遠藤さんなのよ?」


「うそっ!!」


「本当だよ〜」

ニコニコ笑う遠藤。

でも確かに出席番号が前後だった気が…。


そこで俺は気づいた。
彼女が運んでいたプリントは週番の仕事で、俺のプリントでもあるということに!!
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