僕らだって恋をする。

第七話

そんなこんなでテスト最終日


俺と凛香の席は前後で、相変わらず近い。

まぁ『仲里』と『永田』だからな。



「………はいっ!!筆記用具を置いて、一番後ろの席の人は回収してきて!!」


皆がシャーペンを置き、様々な言葉を口に出す。


「……章斗」


「凛香、どうだった?」


「まあまあ。章斗はどうせ完璧でしょ?」


「完璧……では無いと思うけどな。」

俺はテスト回収しに来た子に答案用紙を渡す。


凛香も渡してから、深くため息をついた。


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