僕らだって恋をする。
「えっ!?いいよ、悪いし!!」


「遠藤は今日で三日連続書いてるだろ?だからさ。」


「あ…ありがとう。」


「どういたしまして。」

フッと小さく笑って、書き終わった日誌を遠藤と一緒に提出しに行った。


英語教師兼、俺らの学年主任の京先生は俺と遠藤を見て、ニヤニヤしていた。



その後、昨日と同じように俺達は一緒に帰った。

他愛もない話の内容を俺は一語一句逃さず覚えている。


結局この日、メアドは渡せなかった――。
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