側にいて…
「ふーん。じゃぁ俺の事も無理って事かぁ」空雅君は何かちがう。朝からそれは思ってた。ふつうの男とはちがう感じがした。「空雅君はふつうの男とはちがうから…っあ誤解しないでよ?好きとかそーゆー事じゃないからね」何言ってんだろ!?思ったことがつい口にでちゃった。「わかってるって。それにしても兄貴を落とすとかスゴイな。兄貴から好きになるのはあんまりないぜ」そんな事言われたってわかんないよ。「知らない。私には関係ない!神木先輩が私の事好きでも私は好きじゃないし」強がってるけど内心ドキドキだった。「素直じゃねーなぁ。本当はうれしいくせに。強がんなって」え?もしかして心の中よまれてる?「別に嬉しいわけないじゃん。空雅君って意味わかんない!もぉ授業始まっちゃうしバイバイ」私はスタスタその場から去った。トイレの鏡を見ると顔が真っ赤だった。久しぶりに男の人と話して緊張していたのかもしれない。こんな顔で話してたないん…ホント恥ずかしい。私は教室に戻った。「もぉ~見つかんない!」「え?まだ探してたの?」「当たり前じゃん!ホントにどこいるの?」「ゴメン。さっき屋上いたんだ。ちょっと話したけど意味不明な人だったよ」2人は顔を見合わせている!「「まじでーー!?話したの?」」そんな驚く?「いや少しだけね。そんなたいした内容じゃないよ」「いいなぁ~。あたしも屋上行けばよかった」みなこが肩をガックリとおとした。
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