年上王子様とのアリエナイ××②
「なんでまた」
「柚子にちょっかいを出す男がいるか見張っとけって。
全く人のことをなんだと思ってるのよ」
そうなんだ、
翔さんそんなことを・・
「だからあんたはよそ見しないでただ翔だけ見てればいいのよ」
「はい」
智香子さんはあたしにそう言い残してマンションを出た。
あたしもそろそろ行かなくちゃな
智香子さんからの助言を胸の中にしまってエントランスを出る。
昨日と同じ、今日もいい天気。
この空は東京にも繋がってる、そう思うと寂しさも少しだけ薄れた。
同じ景色を見てるんだよね、あたしたち。
「おはよう」
後ろから突然声が聞こえて振り返ると
「お、はようございます」