年上王子様とのアリエナイ××②
頭をさげる。
声をかけたのは中村さんだった。
「どうやら今日は食えそうにないな」
小さく笑いながらあたしのよこを歩きながらあたしの手荷物の確認をしてる。
「食えそうにないって?」
「まさか忘れたのか?弁当だよ」
あ、そのことか。
「それならごめんなさい、約束守れそうにないんです」
本当は約束を破るなんて最低な事だけれど。
でも
あたしの一番の仕事は翔さんの心配をかけないことだから。
それに
ほかの男の人にお弁当なんて作ったら
それだけで怒った顔をして帰ってきそう・・
「ぷっ」
その姿があまりにも想像できたからつい笑ってしまう。
「どうした?」
驚いた顔をしてあたしを見る。
そりゃあいきなり笑いだしたらおかしいよね
しかも今謝ってる最中なのに。
「ご、ごめんなさい。何でもないです。とにかくそういうことですので..」
思いっきり頭を下げると
「もしかして昨日の保護者か?」