優しいソラ
陸部の練習が終わり
校門で律儀に彼女を待った
何も言わずに帰るのは
いくらなんでも失礼だし
数分後に、彼女はやってきた
「タカキ先輩!
お待たせしてしまってごめんなさい!」
「いや別に待ってないよ
それよりさ、今日のことなんだけど…」
「あ!先輩の好きな食べ物って何ですか?
私、こう見えて料理は得意なんです!」
「そのことなんだけどさ
やっぱり悪いし、いいよ
食事くらいなら俺一人だって
十分出来るし…」
そう言って彼女を見ると
今にも泣き出しそうな表情だった