地味子な姫が恋した王子様☆
――― 「で、どーしたの?」






「あのさ・・・俺と、別れてよ」






・・・ん!?


な、何を言うのですか!?


「えっ、なんで?」




「悪ぃ。他の奴、好きになっちまったんだ」




そ、そんな・・・




「そっか。分かった」





しょうがないよ。

陵が見てるのは、私じゃないもん、

今、しがみついても意味がない・・・




はぁ・・・。



ダメだな私。





「本当に、ごめん。じゃ!!」







恋って、始まりは偶然で・・・




終わりは、こんなにあっさりしているの!?









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