ただ、君がすきなんだ。
「え、何・・・」
「紹介するな!
エレキギターをやってるほうが羽柴優菜。
ピアノをやってるほうが羽柴夢羽。
2人とも双子の姉妹なんだよ」
陽に紹介され、演奏をピタリと止めると
“夢羽”の方は笑顔でお辞儀し、
“優菜”の方は無表情でこっちをガン見してくる。
「ど、どーも・・・。桐谷啓斗です」
一応挨拶すると「よろしくね」と
夢羽が言ってきた。
が、
優菜はシカト。
優菜、感じ悪ぃー。