2つにわれたチョコレート【完】



あたしたちは、二人で音楽室に戻った。



さっきまで普通に笑っていたあたしたちを見てたから…大地は、不思議そうだったけど、なにも聞いてこなかった。






そして…あたしは、そのまま悩みつづけて…

気付いたら、一年が終わるころになっていた。



催促もしてこないし、あたしが爽哉を呼び出したら…「あぁ、あのことね。待ってたよ」と笑ってくれた。




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