2つにわれたチョコレート【完】

秘密




また大地とは喋らず、放課後…。



パートの教室に行ったら、大地はいなかった。



ホームルームが終わってすぐに、教室からいなくなったのに。



「姫、ちょっといい?」



キョロキョロしてたら、爽哉が手を引いて廊下にでる。



そのまま、一つ上の三階に歩いていく。



「きゃっ」



空き教室にはいって、ドアに押し付けられる。



爽哉の手が、あたしの手を力強く握る。




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