2つにわれたチョコレート【完】



その衝撃で、廊下にでる。



「でも、今日は俺の彼女でいて。大地いないし」



多分、彼氏としての最後のお願い。



あたしは、笑って静かにうなずいた。



「あたしね…ほんとは、少し好きだったよ?

付き合ってくれて、ありがとう」



照れ隠しにうつむいて、早口で言った。



走って、パートの教室に戻る。




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